チリポークが、 “第15回フィエスタ・コストゥンブリスタ・デル・チャンチョ(伝統的豚の祭り)”で、ACAチリとミケル・スルエタ・シェフにより、創造性と味わいをアピール

今年の祭りでは、業界団体のチリポークが、アサドール・トーナメント2025のスペシャル・カテゴリーを初めて実施し、全国のチームが、アジアに着想を得たレシピを創作するという課題にチャレンジした。さらに、シェフのミケル・スルエタは、祭りの間、料理マスタークラスを行い、簡単で美味しい料理で、チリ産豚肉の汎用性を紹介した。

8月2日と3日、タルカに30万人以上を集めた祭りは、チリ料理における豚肉の重要性を祝う機会となった。祭りを祝う一環として、チリポークは、2つの活動に参加した。著名なシェフのミケル・スルエタによる料理マスタークラスと試食、そして、チリ・アサドール(バーベキュー料理人)協会(ACAチリ)主催によるアサドール・トーナメントでは、“チリポーク・トントロ”カテゴリーを紹介し、18チームが、アジアからのインスピレーションを感じさせるクリエイティブなトントロ料理を創作した。

ミケル・スルエタ・シェフによる創造性と味わい

祭りの精神は、イベントの内容に表れていた。祭りの中で、ミケル・スルエタ・シェフは、チリポークを代表し、INACAPが主催する活動の一環で料理マスタークラスを行い、130名が参加した。スルエタは、シンプルながら美味しいレシピ“いろいろマッシュルームと目玉焼き添えロース・シチュー”を料理した。その中で、健康に良いように豚肉を調理するための利用しやすい技術や実用的な助言を紹介した。

マスタークラスでは、シェフは、各部位を最大限活用するための秘訣やおすすめを紹介して、観客と交流した。多数の参加と参加者の関心の高さが際立った。「とても素晴らしい経験でした。豚肉の利点や様々な部位、多様なレシピについて学ぼうと参加した人の多さが印象的でした」と述べ、チリ人が益々豚肉を選ぶようになっていて、それは、手ごろな価格である他、健康に良い方法で調理ができ、レシピがとても豊富であるからで、それにより、日々の料理の中でとても汎用性があり、楽しめる製品になっていると付け加えた。

アサドール・トーナメント:バーベキュー料理の創造性と技術

「豚肉は、私たちの料理遺産の一部であり、スペアリブがチリのアサードと考えられるようになるよう推進していきたいのです。炭火焼きを重視することは、私たちの歴史やルーツ、国の料理の記憶を守ることでもあります」と、ACAチリ会長ヴィアンカ・ガルダメスは指摘し、「アサドール・トーナメントは、チリのアサードルたちの優秀さや創造性を示す、計り知れないほど貴重なショーウインドウです」とコメントした。

さらに、こうした競い合うイベントによって、新たな技術や味わいをチリ人の身近なものとしながら、豚肉が伝統的な料理と同様革新的な料理においても主役となりえることを観客に示すことができると付け加えた。「バーベキュー料理にはまた、他の国々の料理も含まれることを示したかったのです。楽しく、チャレンジングで、観客からも大好評でした。チリ産豚肉は、伝統的な部位から、グルメ料理用まで幅広く、その汎用性や、伝統的な料理と同様高級料理においても中心的な位置を占めるものであることをあらためて示しました。」(ガルダメス)

“チリポーク・トントロ”というスペシャル・カテゴリーは、参加チームにアジアからインスピレーションを得たレシピを探求することにチャンレンンジするよう求め、各料理で創造性や革新性を促すものだった。“オホ・デ・ビフェ(リブアイステーキ)”というアントファガスタの若者チームが優勝し、食感、味わい、プレゼンテーションについてブラインド評価された彼らの料理は審査員を驚かせた。第2位となったのが“ボデガ・デル・アサドール(アサードの店)”で、第3位が、“ディビノ・フォゴ(聖なる火)“だった。そうしたチームの創作は、チリ産豚肉が、いつものレシピを保つだけでなく、口の肥えた人たちを魅了することのできる最先端の料理もインスピレーションすることができるというのを示した。

バーベキュー料理を越えてさらに先へ:未来への展望

トーナメントとミケル・スルエタによる料理デモンストレーションへのチリポークの参加を成功裏に終え、チリカルネ会長のフアン・カルロス・ドミンゲスは、「チリポークとして、この第15回フィエスタ・コストゥンブリスタ・デル・チャンチョ(伝統的豚の祭り)に参加することを誇りに思っています。この祭りは、料理における私たちの伝統と創造性を際立たせるものです。多くの来場者があったことは、高品質な豚肉へのチリ人の高い評価を示していますし、また、私たちの参加は、味わいと汎用性を強調し、生産者、シェフ、コミュニティとの間のつながりを強固にしながら、伝統的、および、革新的な料理の中でどのように豚肉を利用できるのかを示すものとなりました」と、イベントの重要性を評価した。

2026年に向けて、ACAチリは、チリポークとの協力を維持、拡大する予定で、ガストロノミー・イノベーションを促すような新たなカテゴリーやチャレンジを取り入れることにしている。目的は明確である。汎用性と競争力があり、文化や料理の国境を越えることのできる製品として、引き続きチリ産豚肉を位置づけることである。

第15回フィエスタ・コストゥンブリスタ・デル・チャンチョ(伝統的豚の祭り)へのチリポークの参加は、明確なメッセージを残した。つまり、豚肉は、チリ料理の一食材であるだけでなく、伝統と創造性、世界への扉が組み合わされたアイデンティティの象徴でもある。家庭のアサードから、海外からインスピレーションを得たレシピまで、チリの豚肉は、何世代にも渡って、人々の食卓と心を魅了し続けるだろう。