チリ産豚肉は、チリウィーク2024を経て、中国で存在感を強化
12月1日から7日にかけて、第9回チリウィークが開催され、チリカルネおよびその他業界団体や企業、そして、中国の輸入業者やディストゥリビューターが参加、世界で最も重要な市場の一つにおいてチリの製品のプレゼンスを強固なものとした。 チリの豚肉・家禽肉セクターを代表する協会のチリカルネは、中国の北京、杭州、成都、広州の都市で開催された第9回チリウィークに、農業省と共に、6つの輸出協会代表団の一員として参加した。このイベントは、中国におけるチリ輸出プロモーションで最も重要なイベントであり、品質、トレーサビリティ、食品安全性により中国市場で高く評価されているチリ産豚肉のポジショニングを強化するための戦略的プラットフォームとなった。 こうした状況を背景に、イグナシア・フェルナンデス農業次官は、イベントにおいて、「中国は、両国の社会・経済発展の基本的な柱となりました。チリの輸出企業5社の内1社は、輸出先市場として中国を選んでいます。この事実は、両国の通商関係の重要性だけでなく、チリウィークのような活動からチャンスが生まれていることも明示しています」と述べた。 イベントの一環として、協会は、北京、成都、広州での様々な活動に参加した。その中には、“Made by Chileans(チリの人々がつくる製品)”マーケットがある。そこでは、各都市でチリポークが巡回ブースを持ち、300万を超える人々が豚肉のレシピの多様性や味わいを体験し、その存在感を示すこととなった。さらに、農産食品セミナーにも参加し、農業次官や他のセクターおよび中国市場のパネリストと共に、市場予測について対談した。 「私たちが食品輸出国として目指すことは明確です。つまり、数量を求めるのではなく、品質です。チリと中国の間で培われた信頼感は、私たちの食品輸出振興にとって要となるものです。官民セクターの様々な関係者が参加するこのセミナーにより、私たちの製品の品質や食品安全を確かなものとするため、両国間の協力を深めることができました」と、イベントの中でチリカルネ会長は述べた。 チリ貿易振興局、サーモン・チリ、フルーツ・フロム・チリ、ワインズ・オブ・チリとのチリカルネの活動 チリの農畜産セクターの重要な部分を占める様々なチリの協会は、中国の人々にチリの最良のものをテイスティングしてもらうためイベントを開催した。 成都では、地元の著名なシェフや料理界専門のSNSコンテンツ・クリエーターを招き、シェフやインフルエンサー、輸入業者向けの料理デモンストレーションが行われた。イベントはライブ中継され、20万人以上が接続して、サーモンや豚肉、チェリー、ワインといった中国への主な輸出品を使った地元の料理が調理されるのを見ることができた。 広州では、チリウィークチャイナ2024のクロージング・ディナーが行われ、中国やチリの政府関係者、中国の輸入業者、チリの輸出業者、オピニオン・リーダーなど200名を超える参加者たちが、料理の船旅へと出航し、船上でチリ最良のグルメ製品の素晴らしさを発見することとなった。船上では、違ったアングルから街を眺め、珠江の美しい景色を楽しむことができた。 […]