カテゴリーなし

カテゴリーなし

チリ産豚肉は、チリウィーク2024を経て、中国で存在感を強化

12月1日から7日にかけて、第9回チリウィークが開催され、チリカルネおよびその他業界団体や企業、そして、中国の輸入業者やディストゥリビューターが参加、世界で最も重要な市場の一つにおいてチリの製品のプレゼンスを強固なものとした。   チリの豚肉・家禽肉セクターを代表する協会のチリカルネは、中国の北京、杭州、成都、広州の都市で開催された第9回チリウィークに、農業省と共に、6つの輸出協会代表団の一員として参加した。このイベントは、中国におけるチリ輸出プロモーションで最も重要なイベントであり、品質、トレーサビリティ、食品安全性により中国市場で高く評価されているチリ産豚肉のポジショニングを強化するための戦略的プラットフォームとなった。   こうした状況を背景に、イグナシア・フェルナンデス農業次官は、イベントにおいて、「中国は、両国の社会・経済発展の基本的な柱となりました。チリの輸出企業5社の内1社は、輸出先市場として中国を選んでいます。この事実は、両国の通商関係の重要性だけでなく、チリウィークのような活動からチャンスが生まれていることも明示しています」と述べた。   イベントの一環として、協会は、北京、成都、広州での様々な活動に参加した。その中には、“Made by Chileans(チリの人々がつくる製品)”マーケットがある。そこでは、各都市でチリポークが巡回ブースを持ち、300万を超える人々が豚肉のレシピの多様性や味わいを体験し、その存在感を示すこととなった。さらに、農産食品セミナーにも参加し、農業次官や他のセクターおよび中国市場のパネリストと共に、市場予測について対談した。   「私たちが食品輸出国として目指すことは明確です。つまり、数量を求めるのではなく、品質です。チリと中国の間で培われた信頼感は、私たちの食品輸出振興にとって要となるものです。官民セクターの様々な関係者が参加するこのセミナーにより、私たちの製品の品質や食品安全を確かなものとするため、両国間の協力を深めることができました」と、イベントの中でチリカルネ会長は述べた。   チリ貿易振興局、サーモン・チリ、フルーツ・フロム・チリ、ワインズ・オブ・チリとのチリカルネの活動   チリの農畜産セクターの重要な部分を占める様々なチリの協会は、中国の人々にチリの最良のものをテイスティングしてもらうためイベントを開催した。   成都では、地元の著名なシェフや料理界専門のSNSコンテンツ・クリエーターを招き、シェフやインフルエンサー、輸入業者向けの料理デモンストレーションが行われた。イベントはライブ中継され、20万人以上が接続して、サーモンや豚肉、チェリー、ワインといった中国への主な輸出品を使った地元の料理が調理されるのを見ることができた。   広州では、チリウィークチャイナ2024のクロージング・ディナーが行われ、中国やチリの政府関係者、中国の輸入業者、チリの輸出業者、オピニオン・リーダーなど200名を超える参加者たちが、料理の船旅へと出航し、船上でチリ最良のグルメ製品の素晴らしさを発見することとなった。船上では、違ったアングルから街を眺め、珠江の美しい景色を楽しむことができた。   […]

カテゴリーなし

チリカルネ・トークスは、“雌豚のグループ妊娠システムへの移行を、先行したブラジルの手法から探る”という重要なテーマで、一連のトークイベントを終えた

最後のトークイベントは、雌豚のグループ妊娠システムへの移行のため25年という期限を定める規範指示113/2020の実施以降、ブラジルがたどった道のりはどのようなものだったのかを探るものだった。こうした経験は、チリにとって、特に、業界の競争力を失うことなく、食肉生産におけるアニマル・ウェルフェアの新たな世界的要求に対応するプロセスにおいて、貴重な資料である。   チリカルネは、最後に、“雌豚のグループ妊娠システムへの移行を、先行したブラジルの手法から探る”という、食肉の生産輸出セクターにとって極めて重要なテーマに焦点を当て、一連の技術トークイベント“チリカルネ・トークス”を終えた。12月5日にラス・コンデスの協会オフィスで行われたトークイベントには、ブラジル農牧畜研究社(EMBRAPA)の著名な研究員であるオスマル・ダラ・コスタ博士が出席した。   チリカルネのイノベーション・開発プロジェクト長で、この国際的専門家のチリ訪問の責任者であるマティアス・アンドラデは、「雌豚妊娠時のグループ養豚舎への移行においてブラジルのような他国の経験はどのようなものだったかを知ることができれば、私たちは、このプロセスによってもたらされ、この対策によって中小生産者が変更のコストを負担することができず閉鎖を余儀なくされるといった影響がないよう官民の協力と取り組みが必要となる大きな困難について情報を得ることができます。そうした規模の変更を行う際には、我が国が国際的に競争力を失わないよう、特に、食の主権を保つことができるよう保証するため、期限を適切にして、実施しなければなりません」と指摘した。   ダラ・コスタ博士は、様々なチリカルネ加盟企業の代表者からなる聴衆と、妊娠ゲージ・システムからグループ養豚舎への移行においてブラジルが直面する課題についての経験を共有した。   妊娠ゲージからグループ養豚舎への移行について、主な課題や難しい点はなんでしょうか? 主な課題は、生産コストです。プロセスが進まないまた別の要因は、使える資金の問題です。ブラジルでは、すべての移行プロセスはゆっくりと進んでいって、人々は、この現実に対応しなければなりません。   このことは、民間セクターのイニシアチブに促され、およそ2014年に始まりました。移行を発表した最初の企業は、サディア(Sadia)、現在のBRFです。彼らは、移行を完了するために12年という期限を設定しました。その時、政府がこの変更を助けるために、もっと資金、もしくは、補助金を出してくれるという期待がありましたが、そうはなりませんでした。   現在、企業は、ピラミッド・システムの下で作業しています。異なる出所の家畜が混ざらないように、分娩養豚場は、豚を一つの育成場に送り、その後、一つの肥育場に送っています。10年前、分娩養豚場には平均して、400から500の母豚がいました。移行によって農場の規模が大きくなり、平均で1,200頭になっています。これにより、改築や拡張をしなければならなくなり、追加の資金調達が必要になって、生産コストが増加しました。   例えば、以前は、コストがキロ当たり3ドルだったとすると、投資の後には、5ドルまで増えることもあり得ました。しかし、この増加が最終消費者に転嫁されることはありませんでした。民間セクターがこれらのコストを吸収したのです。   ここ数年、ブラジルの養豚産業は金融危機に直面しています。これにより、多くの生産者が投資するのを延期しました。ここ2、3年、単にもう投資するのがイヤになって、もっと良い時期を待つことにした生産者もあります。   これらが、養豚舎システムの移行に見られる主な問題です。

カテゴリーなし

チリと中国は、チリウィークの間に「了解覚書(MOU)」を署名し、貿易関係を強化

チリウィーク2024に参加した食肉産業を代表する主要な業界団体のチリカルネは、チリの主たる輸出先市場である中国へのチリ産食肉のアクセスを拡大する、今回のような戦略的協定を具体化するために、農業次官官房との共同での取り組みが重要であると指摘した。   チリとアジアの大国との協力を促進することを目指す年次イベントのチリウィークチャイナの中で、南米の国チリと中国の海南省との間で重要な「了解覚書(MOU)」の署名が行われた。アルベルト・バン・クラベレン外務大臣、イグナシア・フェルナンデス農業次官、中華人民共和国税関総署(GACC)副大臣Wang Lingjunが出席して署名されたこの協定は、チリ当局と技術チームによって先導された4年以上に及ぶ精力的な交渉が、やっと終わりを告げたことを示している。   農業次官は、達成された新たな輸出プロトコールの重要性を次のように強調した。 「中国との関係をさらに強化するだろう新たな輸出プロトコールの実施に、とても満足しています。これらには、到着時の品質や所要時間を改善する、船便および航空便で生鮮果物を輸送する可能性と、冷蔵肉と副産物の輸出を可能にする豚肉プロトコールの拡大が含まれています。税関総署には、これらの協定を具体化してくださった努力に感謝いたします。こうした協定は、輸出を容易にするだけでなく、チリと中国との信頼と友情を示し、中国の家庭に安全で高品質な食品を提供するという私たちのコミットメントをあらためて確認するものです。」   フルーツ・フロム・チリ、ワインズ・オブ・チリ、ピスコ・チリといった25の民間企業や協会によって構成されたチリの代表団に、この協定の交渉と具体化に存在感を示したチリカルネも参加した。要となる役割を果たしたのが、駐中国チリ農務担当官のジャコレン・レフェベルで、豚プロトコール締結に多大な貢献をした。また、MOUの成功は、農業省、農業牧畜庁(SAG)、企業の技術チームによる共同での取り組みの成果でもある。企業の技術チームは、協定案の分析や製品の技術データシートの承認に積極的に参加した。   チリ食肉輸出協会会長のフアン・カルロス・ドミンゲスは、協定の効果について、以下のように強調した。 「豚肉は、食肉輸出のほぼ60%を占めています。チリは、中国に豚肉を輸出することが許可された最初の国でした。2019年から中国は、チリの豚肉輸出の主たる相手先となっています。本日北京で署名された新たな協定は、中国に輸入することが許可されている冷凍製品の数を増やすだけでなく、チリ産の生鮮豚肉製品を輸出することに可能性を開くものです。これは、ビッグニュースです。なぜなら、私たちの製品にとって取引の機会が拡大し、競争力が高まり、そして、我が国の農村セクターに大きく寄与する活動を引き続き発展させることができるからです。」   中国市場は、チリ産食肉の主たる輸出先であり、2023年に輸出された合計数量の44%を占めている。また、輸出額は、毎年2億ドルを超える金額が予測されるに至っている。こうした貿易の強化は、アジアでの戦略的パートナーとしてのチリの地位を強固にし、我が国の農産食品産業にとって新たな発展の機会を開くものである。   チリウィークは、今後数日(12月2日~7日)、杭州市でのイベントが続くことになっていて、将来の可能性を広げ、チリと中国との二国間関係を強化しようとするコミットメントをあらためて確認するものとなるだろう。

カテゴリーなし

単胃動物栄養学の世界的権威であるハンス・H.シュタイン博士へのインタビュー “もし、南米の中で、より技術的に進歩している国はどこかと尋ねられたら、私はチリだと答えます”

2011年からイリノイ大学で動物科学の教授をつとめる著名なハンス・H.シュタイン博士は、チリカルネ主催、DSM-フィルメニッヒ(動物の栄養と健康に関わる世界的巨大企業)協賛による「豚および家禽類栄養学セミナー」のためにチリを訪問した。セミナーは、6月末に、チリ大学獣医・畜産学部の講堂で開催され、豚や家禽類といった単胃性生産動物種の腸の健康や動物福祉、生産効率を高めるための栄養や飼料の配合に関する知識の最新化や革新的な戦略が主たるテーマとなった。 ハンス・シュタイン博士は、単胃動物栄養学の世界的権威である。彼の研究や調査は、腸内生理学や新たな成分および栄養素の評価に焦点が当てられており、豚にとって消化の良いカルシウムとリンの特定の栄養学的要件を定めようとすることで認められている。チリカルネとの独占インタビューでは、この地域においてこれらのテーマがどのように進展しているのかについての自らの見解を明らかにし、豚の管理とより良い飼料の実現について、チリの生産・輸出セクターの企業に助言を提供してくれた。博士は、その中でも特に、「フィターゼについて話しをしました。子豚の離乳後6週間でそれを使用するメリットについて話をしました。このことは、ここチリでは新しい話だと思います。この技術を使う企業はそれほど多くありません。それを利用することはメリットで、利用可能な技術なのです」と述べた。 南米、特にチリで、こうしたテーマについて進展させることは可能だと思いますか? 豚や鶏の生産は、南米全体で増え続けています。というのは、人々の購買量が徐々に高まっており、これらの製品の消費量が増えつつあるからです。一方、デンマークは、スペイン語圏9か国全体よりも多くの豚を生産しています。こうした事柄すべてに、地元の技術的レベルを加味すると、生産を増やすチャンスが多くあることが分かります。また、中国やアジアの国々では、より多くの豚が求められています。 ヨーロッパや米国と比較して、南米ではどのように栄養学は進展したでしょうか? 南米は、ヨーロッパや米国、アジアと同等の遺伝学的情報を持っています。ただ、私は、南米の栄養士は、私たちが米国で新たに得ている技術や知識を導入するのが少し遅いと感じています。例えば、私は、カルシウムとリンの消化性について、チリのセミナーで話をしました。ただ、その情報を現在利用しているこの地域の国々はとても少ないと思います。世界中でその情報が利用可能であるにもかかわらずです。なぜ変える必要があるのかを示す先例と共に、技術や資料はあるのです。米国では、企業はより素早く変えています。なぜなら、コスト削減に高い関心があるからです。もし、1トン当たり50セント削減できるのであれば、そうなるよう、必要な変更を促すのです。 チリは、他の南米諸国とは違っています。なぜなら、この国では豚を生産する企業の大半が、自社の豚を加工しているからです。そのため、彼らは、チャンスがあれば、より素早く決定をくださなければならないのです。もし、南米で、より進んだ国はどこかと尋ねられたら、私はチリと答えます。私たちが訪問した企業は、とても高いレベルの技術や知識を有しています。南米では、例えば、米国や他の国の営業チームがやって来て、栄養士に、もっともと思われる主張と共に製品を紹介すると、それが本当に自分たちの役に立つのかしっかりと尋ねることなく、もしくは、そうした主張を裏付ける研究を確認せずに購入を決めるという傾向が多く見られるようです。それから、多くの添加物を使って、それが本当に必要なのか深く調べないというのがあります。こういったことは、チリでは目にしませんでした。多分、統合生産をしているからでしょう。そうなると、同じ企業なので、ある特定の添加物を本当に使うメリットがあるかどうかを調べることができるのです。米国やスペインと同じくチリでは、統合された企業であり、また、同じ生産レベルを持っています。これは、南米の中でチリの大きなメリットです。それが、チリの養豚・豚肉産業がより進んで見える理由の一つです。しかし、常に、栄養面で、さらに良くする、また、利用可能な新たな技術を導入する機会はあるのです。 チリで行われたセミナーでのあなたのプレゼンテーションでは、カルシウムとリンは、生産効率、例えば、粒子の大きさを小さくすると、エネルギーの消化性を向上させるとか、または、押出成形がエネルギーの消化性を高めるといったことと関係していると提起されました。具体的にこうしたテーマにおいて進展することを、企業にどのように推奨しますか? ここでどの大きさの粒子が使われれているのか分かりません。400や500ミクロンだと良いでしょう。ここの企業の大半は、まだペレット状を使っていると思います。それゆえ、その技術を持っていて、うまく活用しています。別の技術は、酵素についてです。多くの企業が酵素を利用し、これもメリットです。フィターゼについて話をしました。子豚の離乳後6週間でそれを利用するメリットについて話をしました。このことは、ここチリでは新しい話だと思います。この技術を使う企業はそれほど多くありません。それを利用することはメリットで、利用可能な技術なのです。カルシウムについて重要なことは、食事に含まれる量を量り、多すぎるとよくないことを理解し、もし企業がフィターゼを使うなら、全体の食事でカルシウムの量をもっと減らす必要があることを理解することです。これは、どんな企業もすぐにできることで、それほど難しいことではありません。これは、それほど一般的ではありませんが、速やかにできることです。もしカルシウムが多すぎるなら、減らす必要があり、いずれにしてもカルシウムを少なくする方が良いことを理解する必要があります。カルシウムを減らせば、豚の摂取は増え、体重が増えます。従って、企業はこの栄養素の経費を削減することができるでしょう。やはり統合企業が存在する米国では、これらのテーマが導入されています。スペインの企業や、フランスでもいくつかの企業は導入しています。その他のヨーロッパでは、生産者がより小規模で、ここのように統合されていません。 豚の栄養に関する次のステップ、もしくは、前進は、どのようなことでしょうか?何に注目すべきでしょうか? 企業が、現在幅広く使っておらず、ライムギや小麦といった競争力のある成分を購入することができるか、チリのような国々で、それを購入、または、栽培することができるかです。また、キャノーラについても話題になっています。これは大豆粉ほど高価ではないので、それを使うことも推奨できます。企業として、飼料の価格を下げることのできる成分を探すことが重要だと思います。なぜなら、それが、最大の生産コストだからです。 次に、トウモロコシや大豆といった既に知られている成分を評価するシステムを持つことです。しかるべき品質を持っていること、想定通り栄養素として役割を果たすことを確実にするためです。例えば、ヨーロッパでは、ブラジルから大豆粉が多く輸入されています。しかし、多くの場合、正しく乾燥する、もしくは、全体を乾燥させる能力を持っておらず、発酵していて、時にヨーロッパに品質の悪いものが届くのです。様々な品質の大豆があり、ブラジルから良い品質が届くことも多くあります。それゆえ、機会のある毎に評価することが重要です。配合に関しては、アミノ酸、リン、カルシウム、安定化された消化の良いものすべてで行うべきです。私は、これらがもっとも良い選択肢だと思います。すべての栄養素を十分に取り入れ、添加物については批判的であるべきです。添加物を使わないようにと言っているのではありません。なぜなら、良い物や役立つものも多くありますが、同時に、それほど役に立たないものもあるのです。もしある添加物に科学的データがなければ、それを使う価値はなさそうです。米大陸の多くの国々では、こうした業務の方法は存在せず、もっともと思われる主張やプレゼンテーションで企業を説得するものの、科学的データを持っていないサプライヤーがいるのです。企業は、セールスマンに、そうしたデータが準備できてから、また来てくださいと言わねばなりません。企業は、大学を通して、食事や成分の研究を拠り所とすべきです。また、この点において、企業が独自のデータを持つことも好ましいです。しかし、こうしたデータが独立機関によって実証されたものであれば、さらに好ましいでしょう。フィターゼについてのように。フィターゼは、機能すると分かっています。少なくとも大手企業のフィターゼはそうです。栄養士の仕事も、こうした科学的データを求めることとつながっています。 現在、大学と民間部門の間で、どのような共同研究が推進されていますか? 現在私たちは、いくつかの大学と研究を行っています。ヨーロッパの2大学、デンマークの1大学、そして、スペイン、カナダ、コロンビア、フィリピン、ニュージーランドのそれぞれ1大学とです。大学は様々な点に焦点を当て、また、専門も様々です。それゆえ、彼らと研究を進めることはとても好ましいのです。私たちは、大学だと、こうしたテーマを進めるために大きな投資も、高額な機材も必要としないことに気が付きました。むしろ、関心があるかどうか、そして、研究を進めるための小さなスペースと小さなラボがあるかどうかといったことがポイントとなります。実際のところ、それが必要とされるすべてです。例えば、私は、少し前に、ボゴタにいたのですが、彼らは、私たちが米国で使っているのとまったく同じ機材を使って研究しています。ラテンアメリカの国々では、多くの場合限界は、研究者たちが、できると考えないことにあるのです。彼らが、できないと考えてしまうことを私たちは目の当たりしました。米国では、その逆です。できるかどうかを検討し、決定を下すのです。これは、物事を行う方法に関わる慣習の問題です。彼らは、“恐くない、やってみよう”と言わなければなりません。南米では、“確かに可能だろうが、多分、この種の研究を具体的に実行するのは自分たちにはとても難しいだろう”と考えがちなのです。 何年も前に私が始めた時、多くの企業に呼びかけ、“私はこうしたアイデアを持っている。それはとても良いものだと思う。資金が必要です”と言いました。ダメだと言われた場合も多かったのですが、大半の企業は“イエス”と言ったのです。これは、大学が資金調達先を探す方法です。私は、南米の教授たちは、企業とコンタクトをして、こうした研究のための資金調達先を探す戦略を持っていないのだと思います。 多くの成分や添加物、そして、酵素のような製品も、中国で製造されたものを中国から購入している地元の企業があります。あなたは、栄養の質や酵素の機能性を考えた上で、中国市場で製造された製品によって、何らかの追加的な防御策をとることを推奨しますか? 先にお話ししたことと同じです。多くの場合、中国製品には、科学的なデータや資料がありません。例えば、もしフィターゼを持っていて、もっと安い場合、質が良いかもしれませんが、良くないかもしれません。従って、彼らに、科学的なデータはどこにあるのかを尋ねることが重要です。時に中国では、中国産のフィターゼを使いたくない場合もあります。それが役に立たないからです。世界中で活動をし、中国に進出している定評のある企業は、他の国々と同じ品質を保っています。そのことに、とても気を配っています。 あなたは、チリ訪問でどのような見解を持ちましたか?特にチリの企業に向けて、何らかのメッセージがありますか? チリは、養豚において、南米の中でもっとも進んだ国だと思います。しかしまた、生産者や企業は、重要な課題を抱えています。なぜなら、穀物の大半を輸入する必要があり、すべての穀物を調達することに競争力のある国は世界でそれほど多くないのです。これは、ここチリの産業にとって課題です。しかし一方、チリは、より品質の高い製品を生産する方法を見つけたことが分かりました。それゆえ、輸出に成功し、それによって、ここでは、穀物コストの高さを埋め合わせることができるのです。それが、多くの穀物を持っているブラジルやカナダよりもコストが高い、ここチリの秘訣です。またもう一つの秘訣は、企業がチリカルネに加盟し、個々の企業としてではなく、企業が一緒になって、チリポークという業界ブランドの下で輸出を行っていることです。これは企業に大きな力を与えてくれます。またチリは、輸出方法について、米国よりもヨーロッパの国々の影響をより大きく受けていると思います。

カテゴリーなし

SMAが、臭気基準実施の重要なステップとなる、チリ養豚セクターに向けたワークショップを開催

世界の様々な国でチリ産豚肉の業界ブランドとして知られるチリポークを代表する協会のチリカルネを含め、業界の50人以上の代表者が、環境基準の正しい実施とフォローアップのための重要な活動に参加した。   養豚場の臭気排出基準実施を強化する取り組みの一環で、チリの環境監督署(SMA)が、養豚場所有者に対してオンライン・ワークショップを開催した。養豚産業にとって極めて重要なこのイベントには、業界の50人以上の代表者が参加し、チリの豚肉生産・輸出業者の代表として、チリカルネのチームも加わった。 環境省(MMA)の2023年第9大統領令により公布された基準は、養豚場由来の臭気排出量を規制する厳しいパラメーターを設定している。この規制は、近隣住民に悪影響を及ぼし得る不快な臭気の影響を軽減し、業界の持続可能な遂行と環境に配慮した生産について向上させることに焦点を当てている。 ワークショップは、基準の初期段階の結果と実施初年度に定められた要求事項について、詳細な現状確認を行うことから始まった。SMAの専門家が提示したことによれば、82の養豚場が初期登録を完了し、それにより、規模に応じて養豚場を、10の大規模養豚場、14の中規模養豚場、53の小規模養豚場、そして、750頭未満の保有数により基準の適用を受けない5の養豚場に区分することができた。初期登録と共に、企業は、各施設個別の臭気基準を設定する次の段階において重要な側面となる、すべての臭気排出ユニットの特定を行った。 一方、初期レポートとその送信の義務に関して、最近利用可能となった電子プラットフォーム“SISAT”の”臭気モジュール“によると、提出された情報について、25の養豚場だけが100%適合することができたと指摘された。そのため、ワークショップに続く重要ポイントの一つは、示された困難を克服するため、上記プラットフォームにここ数か月に行われた改善について詳細な説明をすることだった。 リアルタイムでのデモンストレーションを通して、参加者たちは、有効な操作の実行や求められている排出量記載の報告書を含め、どのようにしてデータのアップロードをするのかを見学することができた。こうしたすべては、システム利用の理解を向上させるためのものであり、当局によって定められた履行支援権限の一環で行われている。 さらに当局は、情報不足が存在する養豚場には、既に直接通知されていると指摘し、そのため、今後数日間に新たなアップロードを行えるようにすることを企業に要請した。また、調整が必要な場合には、操作実行リポートを編集する可能性についても述べられた。 並行して、企業がオンラインでモニタリング提案をアップできるようにする新たなインターフェースが最近利用可能となったことが示された。そのため、各養豚場には、できるだけ速やかにそのアップデートをできるようにすることが要請された。最後に、10の大規模養豚場に関する情報について、当局による監査がまだ行われていないことが指摘された。そのプロセスが完了すると、このカテゴリーの養豚場に対する排出制限が設定されることになる。 この活動へのチリカルネの参加は、豚肉生産・輸出セクターによる新たな環境基準の履行への継続的なコミットメントによるものである。出席者として、この基準に含まれている様々な義務の実質的な履行とフォローアップのためのリポート・プラットフォームのような重要なツールの改善について深く掘り下げる機会となった。 SMAは、所有者に、SISATを通じて送るすべてのリポートには、しかるべき確認を必ず受けるように、そして、確認を受けとれない場合は、いずれの支障についても修正するための措置を講じるようにと求めた。終了前には、該当する排出制限を定める決定の公布や基準文面に明記されている基準実施4年目の履行評価を始めとする今後のアクションの重要性について強調された。 さらなる情報については、以下のリンクにアクセスしてください。 https://portal.sma.gob.cl/index.php/sma-realizo-taller-para-titulares-sujetos-a-la-norma-de-emision-en-planteles-porcinos/

カテゴリーなし

農業大臣は、中国訪問の中で、“輸出”と“植物衛生面での安全性”における進展を強調した

北京での中国税関総署副大臣Wang Lingjunとの会合は、チリの農業および外交部門の代表者を含む公式訪問の一環として行われた。食肉セクターにとっては、家禽肉の輸出再開を交渉することが主たる目的だった。   4日間にわたる中国への公式訪問では、農業大臣のエステバン・バレンスエラが、チリと中国との通商関係を強化するため、北京と上海で一連の重要な会合を主導した。 チリカルネ会長のフアン・カルロス・ドミンゲス、フルーツ・フロム・チリのゼネラル・ディレクター、ミゲル・カナラ-エチェベリア、ODEPA国際エリア・ディレクターのガブリエル・ライセカ、外交官である駐中国チリ大使のマウリシオ・ウルタドと駐上海チリ領事のゴンサロ・フィゲロア、チリ農務担当官ジャコレン・レフェベルを含むハイレベルな代表団が同行し、バレンスエラ大臣は、アジアにおけるチリの農畜産貿易の予測にとって重要な側面である“輸出”と“植物衛生面での安全性”における進展を強調した。 北京に滞在中、大臣は、中国税関総署(GACC)と会合を持ち、第三国による生鮮果物の輸出のためのプロトコールや鳥インフルエンザ清浄国としてチリを承認するといった優先課題が取り上げられた。 世界の様々な国でチリ産豚肉の業界ブランドとして知られるチリポークを代表する協会のチリカルネは、1年で三度目に、農業大臣が中国税関総署副大臣Wang Lingjunと作業会合を持つのに同行した。「中国当局との間で取り上げられたテーマの中には、チリからの家禽肉の輸出再開について再度要請することがありました。2023年3月までは、中国は、チリの鶏肉・七面鳥肉の輸出先第3位の国でした。2023年3月にチリで鳥インフルエンザが発生した結果、中国への輸出は停止されました。チリは、2023年8月に鳥インフルエンザ清浄国の地位を取り戻し、それ以降、輸出再開に向けて中国当局と交渉が続けられています」とチリカルネ会長フアン・カルロス・ドミンゲスは述べた。 さらに訪問の間、中国当局は、チリからの豚肉輸出条件を改善し、中国市場に輸出されるチリの製品品目を拡大することを可能にする新たな協定の署名について前進させる意向を確認した。バレンスエラ大臣は、特にこの進展について取り上げ、家禽肉輸出を再開し、豚の副産物も中国の家庭の食卓に上ることができるようにすることの重要性を強調した。 公式ミッションはまた、Han Jun中国農業・農村省書記長と会合を持ち、中国におけるチリのデモストレーション農場のための協定の更新が署名された。これにより、2027年まで更新される。この協定は、両国間の農業協力における画期的な出来事として評価されると共に、チリで同様の、人工知能AIの利用や持続可能な実践による食料システムのイノベーションに向けた農場創設のための基盤を築くことにもなる。 チリの代表団は、北京および上海で、中国の農業省および税関当局と様々な会合を行い、貿易の簡素化や新たな通関技術の採用に関するテーマについて意見を交わした。上海では特に、“スマート税関”の新たなプラットフォームを通して、チェリーのようなチリの製品の輸出を容易にするために実施されたアクションについて分析が行われた。 中国訪問の最後に、植物衛生製品の製造を行うチリと中国とのジョイント・ベンチャーであるLongyou East Anasac(LEA)工場の視察が行われた。この工場は、浙江省にあり、高品質な製品をラテンアメリカの農業生産者に提供するために重要であり、また、チリの持続可能な農業開発へのコミットメントを示している。

カテゴリーなし

チリポークが、成功裡に終えた“第14回フィエスタ・コストゥンブリスタ・デル・チャンチョ(伝統的豚の祭り)2024”に参加

イベントには30万人以上が訪れ、チリポークは、著名なロドリゴ・バラニャオ・シェフとハン・ウソク・シェフによる料理デモンストレーションで参加した。来場者たちは、独自の味わいと他とは比べ物にならない品質を実感しながら、チリ産豚肉スペアリブを使った美味しい韓国料理を堪能した。 主催者が大成功を収めたとする第14回フィエスタ・コストゥンブリスタ・デル・チャンチョ(伝統的豚の祭り)2024には、30万人以上の人たちが訪れた。タルカ市市長のフアン・カルロス・ディアスは、「もっとも重要なことは、私たちが見た近隣住民たちの反応です。風味豊かな料理や美味しいワイン、素敵なフォルクローレ、工芸品など、“豚の祭り”が提供するものすべてを他の皆さんと共に楽しんでいるのです。昨日私たちは、うれしいことに、住民たちが、美味しい料理の試食を満喫しているのを見ました。今日は、工芸品の職人一人一人と会いましたが、彼らもとても良かったと話していました。こうしたことから、つまりは、私たちが求めるすべてのニーズを満たす祭であると思います。また、地域社会に文化的娯楽の機会を提供し、地域事業者を支援することにもなっています」とコメントして、成功へと導いた祭の利点について強調した。 開始してから終了するまでの8月3日(土)と4日(日)の2日間、アルマス広場とそこからディアゴナル・イシドロ・デル・ソラルへと続くエリア、また、1スールの1ポニエンテと4オリエンテの間には、多くの人出が見られた。 タルカ市と共にイベントの主催を務めるコエクサ社のゼネラル・マネージャー、ギジェルモ・ガルシアは、今年のフィエスタ・コストゥンブリスタ・デル・チャンチョ(伝統的豚の祭り)2024の成果と重要性について満足感を示し、「私たちはとても満足しています。この祭りが、豚肉をベースに使った最高の料理だけでなく、工芸品の展示、フォルクローレ、ファミリー用の娯楽を楽しめる、地域社会全体のものであることを、あらためて示したのです。そして、私たちの伝統の下に人々が集う祭です。私たちは、今年の祭りに30万人以上が参加をしてくれたことを、とても嬉しく思います」と述べた。 祭には、260人以上の地域事業者、25人のシェフ、200人の料理学校の生徒たち、豚肉をベースとした2万5,000食の料理、クラフトビールの広場、アサドール(肉を焼くシェフ)のコンクール、20以上の舞台公演、広範なセキュリティ、マウレ・ヴァレー・ワイン・ルートに含まれる20のワインエステート、フードトラック、協賛ブランドの活動、および、その他楽しみを含むバリエーションに富んだ参加があり、フィエスタ・コストゥンブリスタ・デル・チャンチョ(伝統的豚の祭り)2024を成功に導く素晴らしい雰囲気を醸し出した。 「私たちの伝統や料理の最高のものを集めたこのイベントに参加できて、とても誇りに思っています。30万人以上の来場者の反応は、高品質な豚肉へのチリ人の愛着や評価を表しています。著名なロドリゴ・バラニャオ・シェフとハン・ウソク・シェフによる私たちの料理デモンストレーションを通して、他とは比べ物にならない独自の味わいをアピールしながら、韓国料理といった国際的な料理でのチリ産豚肉の可能性を示したかったのです。この種のイベントは、私たちの伝統を祝うだけでなく、生産者やシェフ、地域社会の間の関係を強化し、素晴らしいチリ産製品の消費を促進するものです」と述べて、チリカルネ会長フアン・カルロス・ドミンゲスはコメントを締めくくった。

カテゴリーなし

チリポークが、チリとヨーロッパ連合との先進的枠組協定の重要性を強調するため、下院の財務委員会に参加

8月14日、下院の財務委員会により、チリとヨーロッパ連合間の先進的枠組協定と暫定通商協定を承認する法律案を審議するための重要な会議が開かれた。2023年12月にブリュッセルで署名されたこの協定は、チリとヨーロッパ連合間の通商関係を強化し、チリの主要製品を特恵的に欧州市場へ輸出できるようにすることを目的としている。   審議は、15時から17時にかけて行われ、国際経済関係(SUBREI)次官のクラウディア・サンウエサ、二国間経済案件局長のセバスティアン・ゴメス、さらのその他SUBREIや財務省の職員を始めとする政府の代表者が参加した。 委員会は、チリ経済の戦略的なセクターを代表して招かれた一連の参考人の意見を聞くことを決定した。その中には、世界の様々な国でチリ産豚肉の業界ブランドとして知られるチリポークを代表する協会チリカルネの会長フアン・カルロス・ドミンゲス、“自由貿易のない、より良いチリを”のコーディネーター、ルシア・セプルベダ・ルイス、そして、チリ輸出業者協会(ASOEX)の代表者、ミゲル・カナラが含まれていた。 フアン・カルロス・ドミンゲスは、チリの豚肉・家禽肉輸出セクターにとっての協定の重要性をメインに話をした。ドミンゲスは、同産業は、チリの食品輸出セクターの第4位としての地位を確固たるものとしていて、2023年には食肉輸出総額の89%を占める10億5,800万ドルを輸出したことを指摘、さらに、欧州の要求度の高い市場へのアクセスは、こうした成長にとって不可欠であったこと、そして、協定は、チリが競争力のある地位を保ち、輸出割当を拡大して、特恵関税の恩恵を受けることができるようにするものであると強調した。 ドミンゲスはまた、チリの農村部における雇用や経済発展の点で、協定は好ましい影響を与えると訴えた。同業界は、25の農村で、直接雇用21.600、間接雇用11,300を越える雇用を生み出しており、それらの地域では、サプライヤー企業の70%が中小企業であると述べた。そして、「協定は、欧州市場での我々の地位を強化するだけでなく、我々の製品の輸出に大きく依存する農村地域での雇用の安定と増加を確保するものなのです」と指摘した。 審議は、財務委員会のメンバーが、協定の賛成者と同時に批判的な人々の話を聞き、ヨーロッパ連合との先進的枠組協定の恩恵と課題について総合的な見解を持つことのできる場となった。最後に委員会は、協定が、すべての関係セクターにバランス良く、好ましいものとなるよう目指して、今後の審議で引き続き徹底的な分析をおこなうことで合意した。 この議論によって、チリの経済、特に、国の経済成長と雇用の創出の柱であることを示した農産食品のような戦略的なセクターにおいて、かなりの影響を与えることが見込まれる協定の最終的な批准に向けて一歩を踏み出した。

カテゴリーなし

SAGが、チリポークによって寄贈された新たな探知犬により、検疫を強化

農業牧畜庁(SAG)は、チリの豚肉・家禽肉生産・輸出業界によって寄贈された新たな2頭の探知犬の加入により、チリの衛生的地位を守るため、また一歩前進した。この取り組みは、より幅広い官民連携戦略の中に位置づけられるもので、国の農業・牧畜生産に脅威をもたらす病虫害およびその他媒介物を検知するSAGの能力を強化するものである。   アルトゥーロ・メリノ・ベニテス国際空港に配置されているSAGの探知犬部隊で行われた式典では、SAG長官のホセ・グアハルド・レジェスが、生後5か月の2頭のラプラドールレトリバー、“モーロ”と“ロス”を紹介した。チリカルネは、この2頭に加え、ここ数年間にBRICAN(探知犬部隊)に13頭を寄贈していて、この2頭も、現在全国でSAGにより稼働している50頭の探知犬部隊に加わることになる。「これらの子犬たちの加入は、我が国の衛生的地位を危険に晒し得る病気やウイルス、細菌や植物のいかなる侵入をも抑えるために極めて重要です」と、SAG長官は指摘した。さらに、民間部門との協力の重要性を強調し、こうした共同の努力が探知犬の数を増やすこととなり、国境や入国地点における検疫の向上に直接的な影響を与えていると指摘した。 この寄贈は、チリの衛生遺産を守るため、世界の様々な国でチリ産豚肉の業界ブランドとして知られるチリポークを代表する協会チリカルネによる持続的な努力の一つである。協会の会長フアン・カルロス・ドミンゲスは、「たとえ我が国には、アンデス山脈、砂漠、太平洋、氷河といった自然の障壁があるとしても、そうした地理的な防御だけを当てにすることはできません。我が国の国境でSAGが行っている活動は、病気の侵入を防ぐために基本的なことであり、チリが食品の世界的な主要輸出国としてポジショニングするために不可欠なことでした。こうした活動を支援し、強化することは、民間部門としての義務です」と強調した。 チリは、食品の世界市場、特に豚肉の輸出において、主な競争力のある利点の一つとして、その衛生的地位を強化したきた。2019年以降、チリカルネと豚肉・家禽肉生産・輸出業界は、チリへの病気の侵入の主なリスクを特定し、軽減することに向けた作業部会において、SAGと緊密に連携して活動をしてきた。こうした取り組みには、確実に業界において病気のない状態を保つため、国境ならびに企業内業務での予防措置が含まれている。 特筆すべきは、この新たに加入したメンバーの訓練が、徹底的かつ要求度の高いプロセスであることだ。3か月間、モーロとロスは、我が国の農業にとって有害な病虫害を媒介し得る果物や肉、その他物品といったリスク製品の40以上に及ぶ特定の匂いをかぎ分けることを学ぶことになる。この厳しい訓練プログラムは、重要な3つの段階で構成される。まずは、“基本習得”。犬たちは、管理された環境において、特定の匂いと褒美を関連づけるようになる。次に、“指令習得”。ここでは、荷物や乗り物など、より多様で複雑な状況でそれらの匂いを特定する。そして最後は、“探知シミュレーション”。ここでは、国境地点での実際の作業シーンに対応できるように訓練される。そして、どのような状況でも、完璧にリスク物品を探知し、指摘できるようにするのだ。 訓練が終了すると、モーロとロスは、2005年以降、空港や港、陸路の国境通過点といった入国地点で主たる防疫線となってきたSAGの探知犬部隊の他のメンバーに合流することになる。80%を超える実効性のあるこれら探知犬は、いかなる許可されない物品もチリの国境を越えることがないよう、迅速、かつ、正確に検査を行うことができる。

カテゴリーなし

チリで初めての養豚企業会合2024は、成功裡に幕を閉じた

チリで初めての養豚企業会合が、8月22日、クリコ・ユニオン・クラブにおいて、180名以上の参加を得て開催され、国内の養豚産業の歴史を振り返る充実したイベントとなった。   主要な業界人が集った会合は、チリの養豚業が世界的リーダーとなる礎を築いた先駆者たちの遺業を称え、そして、イノベーションとサステナビリティの将来を予測するイベントとなった。大勢の出席を得た会合は、感動的な再会や称賛、そして、深い謝意を示す場となった。 イベントは、チリがラテンアメリカの中で主要なポジションを占める至った成果や進歩を強調しながら、チリの養豚産業の進展を振り返ることで始まった。ゴンサロ・カストロなどの主要な人物に敬意が表された。彼らのビジョンや献身さは、業界の発展と成長にとって不可欠なものだった。 出席者の中で注目されたのが、世界の様々な国でチリ産豚肉の業界ブランドとして知られるチリポークを代表する協会チリカルネ、ビジネス部長のロドリゴ・カスタニョンである。彼は、国際的な市場でチリの産業の競争力を確保するため品質とイノベーションに焦点を当て続けることの重要性を強調した。カスタニョンはまた、今後数年の業界活動を定める戦略的検討会にも参加し、養豚におけるチリのリーダーシップについて、チリカルネのコミットメントをあらためて表明した。 会合はまた、50年以上にわたり、グローバルなシーンでチリが主要国としてポジショニングするためにたゆまず活動を続けてきた業界の先駆者たちに敬意を表する機会となり、こうした人物たちに称賛が贈られた。彼らの努力とビジョンは、チリの養豚業に重要な足跡を残したのである。 会合は最後に、将来に目を向けて終了した。その中では、品質やサステナビリティ、技術的進歩においてチリがリーダーシップを続けるために重要なテーマが議論された。イベントは、過去の成功を祝っただけでなく、今後数年間における野心的な成長計画のための基礎を築くものとなった。