May 22, 2024

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サンウエサ次官が、インドネシアとベトナムへの訪問を終え、チリの輸出の多様化には東南アジアが重要であると強調

クラウディア・サンウエサ国際経済関係次官は、チリカルネ会長フアン・カルロス・ドミンゲスを含む官民代表団が同行するインドネシアおよびベトナム訪問を終え、チリの輸出の多様化における東南アジアの戦略的重要性を強調すると共に、世界のこの地域とチリが貿易関係を深め、拡大させるのに今回の訪問が重要であったと指摘した。 2億7,500万以上の人々が暮らすインドネシアは、世界で四番目に人口の多い国である。このことは、インドネシアがチリの輸出にとって潜在的に重要な市場であることを意味している。人口の87%がイスラム教徒であるため、豚肉の消費は限定されるものの、2,800万人の少数派キリスト教徒と主にバリに居住する多くの中国系住民には可能性がある。さらにインドネシアは、観光客が増えており、2019年には、1,600万人、新型コロナのパンデミックから全面的に回復した2023年には800万人になっている。 ジャカルタへの訪問の間、サンウエサ次官は、2019年発効の包括的経済連携協定(CEPA)を深める交渉を開始するための共同宣言に署名した。さらに、地域的な包括的経済連携協定(RCEP)へのチリ加盟正式申請書を手渡した。これは、チリが極めて重要な経済圏に参加することを可能にするものである。 チリカルネ会長のフアン・カルロス・ドミンゲスは、豚肉・家禽肉輸出の潜在的市場としてインドネシアの重要性を強調し、「現在の豚肉消費量は少ないものの、観光の増加やインドネシアのより若い消費者の食文化の近代化により大きな可能性があります」とドミンゲスは指摘した。 9,900万人の人口を有するベトナムは、規模の大きな、経済的に急成長している市場である。2023年、1人当たりの豚肉の消費量は38キロに達し、世界で最も1人当たりの消費量が多い国の一つである。世界第7位の豚肉生産国であり、アジアでは、中国に続く第2位である。 ハノイへの訪問の間、サンウエサ次官は、2014年発効の二国間自由貿易協定委員会第5回会合を主導するため、グエン・ホアン・ロン(Nguyen Hoang Long)通商産業副大臣と会談した。2023年に総額15億2,700万USドルとなった両国間の貿易について、現状の見直しが行われた。その他テーマの一つとして、ベトナム市場への輸出認可を目的として、牛肉・豚肉の施設、および、キウイの生産を検査するため、2024年後半にベトナムの衛生当局によるチリ訪問を優先させることが合意された。 「ベトナムは、私たちの輸出を伸ばす大きな可能性を持っています。豚肉・家禽肉の消費量は増加を続け、チリが、この拡大を続ける活発な市場でプレゼンスを拡大する大きなチャンスがあります」と、ドミンゲスは述べた。 サンウエサ次官は、「東南アジアは、世界の国々、そして、この地域とチリの経済・通商関係を多様化するために鍵となる国々です。我が国は、ここ30年で、アジアと共に大きく成長を遂げました。しかしながら、私たちは、そうした関係をさらに強化することに積極的に取り組んでいます。この地域の国々は、我々にとって、ラテンアメリカにとって手本となる成長と発展を経験しています。それゆえ、私たちは、世界のこの地域と関係を深め、拡大するため、官民代表団と共に、ここにやって来たのです」と強調した。 チリは、世界の主要豚肉輸出国の一つとして、その地位を確固たるものとしており、米国農務省(USDA)のランキングでは、豚肉の輸出で第5位、家禽肉では第12位に位置している。2023年、チリは合計12億5,300万USドルの食肉を輸出したが、その内53%がアジア向けだった。中国は、チリ産豚肉の主要輸出先国で、2023年、数量全体の44%に相当する12万9,000トン、金額にして2億2,300万USドルが輸出された。ベトナムは、1人当たりの豚肉消費量が37.8キロで、チリの輸出にとって潜在的に最も重要な、そして、大きな成長が見込める市場の一つとなっている。

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中国、チリの豚肉輸出の主要相手国

アジアの大国は、チリにとって、とりわけ農牧畜産業においては、決定的に重要な貿易相手国となっている。14億人以上の人口と豚肉がメインの食文化を持つこの国で、豚肉の需要はとても高い。ただ、現在の不安定な経済は、チリにおいて重要なこの食品セクターで経済的な利益を最大化するため、柔軟な戦略と継続的な市場監視が必要であることを示している。   2023年、中国の豚肉輸入量は、13万トン以上に達し、直近10年の数値のほぼ3倍に至っている。このことは、チリの養豚産業にとってこの市場が重要であることを示している。 チリと中国との通商関係は、チリが中国と外交関係を結んだ最初の南米の国となった1970年以降、強固に発展してきた。この結びつきは、2005年、中国とラテンアメリカの国との間で初めてとなる自由貿易協定の締結により、深まることとなった。この協定は、関税を撤廃し、食肉を含む農産品の貿易を容易にするために基本的なことだった。 自由貿易協定によって、中国へのチリの輸出は継続的に増加した。そうして、2023年、中国は、チリにとって最大の輸出先国となり、374億3,300万ドルが輸出され、チリの輸出全体の38%を占めることとなった。 最近2024年4月の中国税関総署副大臣Wang Lingjunのチリ訪問は、両国間の通商関係において画期的な出来事となった。この会合の中で、ガブリエル・ボリック大統領の出席により、関税プロトコールが署名され、貿易促進の重要性が強調された。この協定は、チリの中国への輸出をさらに多様化することを目指し、2023-2025持続可能な農産輸出競争力アジェンダの中に記載されている。 式典は、有機食品の認証、衛生プロトコール、セクターの発展について協力を強化するため、重要な農業協定に署名して終了した。エステバン・バレンスエラ農業大臣とWang Lingjun副大臣は、よりインクルーシブで多様化された貿易に向け、ホワイトミートを越えて新たな機会を開き、通商関係を強化することへの両国の継続的なコミットメントを強調した。 中国は、世界最大の豚肉消費国の地位を保ち、2023年の国内消費は3.6%とわずかな増加に留まったものの、需要は引き続き力強いものがある。スペインは、輸入全体の22.8%を占める主要な供給国で、それに、それぞれ16%の米国とブラジルが続いている。 チリは、このチャンスを上手く活かし、中国に多くの豚肉を輸出している。2023年には、中国へのチリの豚肉輸出は、12万9,000トンに達し、数量にして輸出された豚肉の44%を占め、2億2,400万ドルの輸出額をもたらした。これにより、チリは、中国にとって第8位の豚肉供給国となり、この広大な国で、引き続きそのプレゼンスを確かなものとしている。 今後の展望:ラボバンク2024年第ニ四半期報告書とグローバル・アグリトレンズの分析 ラボバンクの最近の報告書は、2024年第一四半期、豚肉の価格が著しく不安定であったことを明らかにした。この現象は主に、祝祭による季節的な需要、事前決済から派生した供給過剰、冷凍肉の大規模棚卸によるものである。3月半ば頃から、いくつかの地域で供給の減少が見られたことにより、ゆるやかに価格は上昇に転じ始め、これにより、今年の第二四半期は上昇傾向となることが予想される。 チリにとってこの状況は、困難でもあり、チャンスでもある。中国への豚肉の輸出は、主に中国市場の弱さと冷凍製品の在庫の多さにより、2024年最初の数か月、40%に減少した。しかしながら、このトレンドは、第二四半期には部分的に元に戻ることが予想される。但し、多分、中国の輸入は、昨年レベルを下回ったままとなるだろう。 ラボバンクの分析は、2024年後半には中国における豚肉の需要と供給のバランスは改善するとしている。このことは、市場を安定化させ、チリの輸出業者にとって、より予測しやすくなり得るだろう。中国市場における価格上昇の期待は、チリの輸出を徐々に回復させることを促し、両国間の貿易が強化されることになるだろう。 こうした変動に対するチリの対応力は、決定的に重要となるだろう。確固とした輸出インフラとグローバル市場のダイナミズムに対する素早い対応力により、チリはアジア市場で競争力のあるポジションを保ち、新たに浮上するチャンスを活かすことができるだろう。現在の不安定さは、チリ経済におけるこの重要なセクターで経済的な利益を最大化するため、柔軟な戦略と緊密な市場監視が必要性であることを示している。 最後に、グローバル・アグリトレンズの情報によれば、中国の輸出入は、1.5%とわずかな増加を示している。しかしながら、内需には引き続き課題がある。と言うのも、非常に低いレベルのままだからだ。こうした状況にもかかわらず、2024年はおよそ5%の経済成長が見込まれている。但し、この目標に達するためには内需の伸びが極めて重要となるだろう。一方輸入は、まだ低調ではあるものの、2024年の残りの期間においては、わずかな増加となることが予想される。 ラボバンク2024年第二四半期報告書についてのさらなる情報は、以下のリンクから: https://research.rabobank.com/far/en/sectors/animal-protein/poultry-quarterly-q2-2024.html