フィリピンは3年間、チリの13施設を認証し、チリの戦略的な食肉供給国として地位が強化

豚肉・家禽肉施設の全体的な再認可とチリカルネ加盟企業であるコエクサ社とアグロスーパー社ロ・ミランダ・アベス施設の初めての認可を含め、チリの豚肉、家禽肉、牛肉の13施設へのフィリピン農業省(DA)による3年間の認証は、チリの衛生システムへの信頼を高め、東南アジアで最も重要な市場の一つに対してチリの輸出をさらに拡大することにつながります。フィリピンでは、豚肉が最も多く消費されている食肉で、食肉消費全体の60%近くを占めています。このプロセスは、駐フィリピン・チリ大使館の外交努力と農業・牧畜庁(SAG)のサポートにより実現しました。その技術的作業は、衛生認可を具体化するために鍵となるものでした。

2028年まで有効なこの決定で、認可された施設が、フィリピンによって要求される衛生・安全性の要件を完全に履行することが確認されたことにより、チリは、同国市場での地位を強化しています。認証は、定期検査を除き、期間中、新たな審査なしにオペレーションをすることができ、チリの食肉と副産物をより確実かつ安定的に輸出することができるようになります。

認証された施設の中には、6月に行われた監査により再度認可されたチリのすべての豚肉・鶏肉輸出工場と、初めて認可されたコエクサ社とアグロスーパー社のロ・ミランダ・アベスが含まれます。これらの初認可施設は、フィリピン市場に輸出することを許可された施設リストに加えられます。

これについて、チリカルネ会長フアン・カルロス・ドミンゲスは、「この3年間の認証は、強固なチリの衛生システムと、安全性、トレーサビリティ、サステイナビリティへの私たちの産業のコミットメントを裏付けるものです。フィリピンは、戦略的な市場であり、この認可により、今後数年間、チリの輸出をより確実に拡大することができます」と強調しました。

フィリピンからは、フランシスコ・P.ティウ・ラウレルJr.農業大臣が、決定は、国内の限定された供給や自然災害、繰り返す家畜疾病といった状況において、安定した信頼できる海外の供給源を確保する必要性に対応するものであると説明し、「国内でより多くの食品を生産することに多大な努力をするとしても、海外の信頼できる供給源を確保することも必要です」と述べました。

監査と国際基準の履行

認証は、共にフィリピン農業省傘下の機関である動物産業局(BAI)と国家食肉検査サービス(NMIS)のチリへの技術ミッションの後に具体化されました。その技術ミッションでは、公的獣医業務、動物保健システム、食品安全管理が現場で評価されました。

このプロセスの結果、フィリピンは、チリが十分同国の規則、国際食品規格コーデックスおよび国際獣疫事務局(WOAH)の基準を履行していて、検査されたすべての施設が、食肉に関する検疫・衛生検査要件を上回っていることを確認しました。

家禽肉・豚肉工場の全面的な再認可は、初めて認可された新たな施設が加わったことを含め、チリが信頼でき、競争力のある供給国として確固たる地位を築くことにつながり、米国、カナダ、ブラジル、スペインからのフィリピンの輸入を補うことになります。

ダイナミックで戦略的な市場

フィリピン市場は、絶えず拡大傾向を示しています。1月から9月までで、食肉の総輸入量は118万トンに達し、2023年比で13%増加しています。

豚肉は、これらの半分以上を占めていて、22%増加し、一方、鶏肉の輸入は6%、牛肉は4%の増加を示しています。

フィリピンでは、豚肉は最も多く消費されている食肉で、食肉全体の消費量の60%近くを占め、年間1人当たりの概算消費量は12~18キロとなっています。その次が鶏肉で、その需要は、食習慣の変化や中産階級の増加に促されて、増加傾向が続いています。

チリカルネとその加盟企業にとって、この3年間の認証は、チリの食肉セクターの安全性、トレーサビリティ、サステイナビリティの高い基準を強調しながら、ASEANでチリのプレゼンスを引き続き強化していくための重要な一歩です。

2020年から認可された施設と増加する輸出により、チリは、東南アジアにおける動物性タンパク質の供給のための信頼できるパートナーとして、その地位を引き続き確固たるものとしています。

チリが食肉輸出のアクセス条件を有利にするためにここ数か月フィリピンと進めてきた貿易についての取り組みに、こうした衛生面での進展が加わることになります。そうした状況を受け、チリの食品セクターは、チリ製品の競争力を高め、食肉セクターの機会の拡大を目指す将来の包括的経済連携協定(CEPA)につながる官民対話の機会に積極的に参加しています。