第60回スーパーボウルは、NFLのシーズンの終わりを示すだけではありません。毎年のように、アメリカンフットボールの優勝決定戦は、そのイベントの最もよく知られた消費の伝統の一つ、鶏の手羽先の消費を再び活性化させることになるでしょう。およそ1億2,000万人が観戦し、14億本の鶏の手羽先の需要が予測されていて、チリは再び、米国市場へのこの製品の供給において主要な役割を果たすことになります。
来る2月8日(日)、世界で最も多くの人が観戦するスポーツイベントである第60回スーパーボウルが行われる予定で、再び、世界の注目を浴びることになります。シーズンのチャンピオンを決めること以上に、優勝決定戦は、スポーツの枠を大きく超えた影響力を持つ、その年最大の文化的およびメディア的現象の一つとなっています。
米国だけで、予想される観戦者は1億2,000万人を超え、それに、他の国々の数百万の観戦者が加わります。試合の放送には、記録的な数字の広告費が動き、また、家族の集まりや友人との集いといった社会的な伝統となっていて、食事がスーパーボウルにまつわる経験の中核的な要素となっています。
今年、試合はカリフォルニア・サンタクララのリーバイス・スタジアムで開催される予定で、世界で最もよく聴かれているアーティストの一人、バッド・バニー率いるハーフタイムショーが予定されています。こうして、スポーツと音楽、宣伝、大量消費を組み合わせた、その文化的現象としての性格をさらに強めています。
そして、たとえ毎年チームは変わっても、確実に保たれる伝統があります。“チキン・ウイング”として知られる鶏の手羽先は、スーパーボウルのメニューの王様です。全米鶏肉協議会の推計によると、イベントの間、米国で14億本以上の手羽先が消費され、このイベントが年間で最も多くの鶏の手羽先が消費される日になっています。シェアしやすい実用的な提供スタイルと幅広い種類の味付けがあり、この製品は、まさしくイベントを象徴する食べ物となっています。
優勝決定戦の規模はまた、短時間に消費が集中することにも表れています。5,000万人近くの人たちが、イベントの間に準備された食品を選んでいて、特に、鶏の手羽先のような回転率の高い商品には、供給網に高いプレッシャーがかかります。
供給において戦略的な役割を果たすチリ
こうした場面でのチリのプレゼンスは、時をかけて長く取り組みを続けた結果です。27年前、チリ産鶏肉は米国市場に初めて参入し、衛生面でも、貿易面でも最も要求の厳しい市場の一つにおいて継続的な成長の道のりが始まりました。
2025年、米国は15万トン近くの鶏肉を輸入しました。その内の48,000トンがチリ産で、米国への輸出総額は1億5,000万USドル以上に達しました。こうした数字により、チリは、米国市場にとって第2位の鶏肉供給国として位置づけられ、そのシェアは30%近くになりました。
主要供給国としての地位は、鶏の手羽先部門で特に顕著です。2025年、チリの鶏肉の輸出は18万6,000トンに達しましたが、その内、3万7,000トンが手羽先でした。その内、1万6,000トンが米国向けで、数量にしてチリの手羽先輸出の45%、金額にして53%を占めています。
このポジショニングは、いろんな要因が組み合わさったものです。例えば、高い衛生基準や製品の品質の均一性、効率的なロジスティクス網があり、スーパーボウルの場合のように、特定の期間に集中して需要が増加する場合にも、適切に対応することができます。
2026年のスーパーボウルのためだけでも、チリは既に、400万人分近くに相当する鶏の手羽先3,860トンを輸出し、第60回スーパーボウルの週の間、米国の熱狂的なファンの食卓を賑わし、年間で最も多く消費される機会の一つにおいてその供給に貢献することになります。
こうした規模のイベントでチリ産が使われることの意味は、トン数だけではなく、ポジショニングからも見なければなりません。つまり、スーパーボウルで提供されることは、米国の消費の中心で提供されることなのです。そうして、スタジアムでの結果を超えて、スーパーボウルは再び、それがいかにスポーツ、文化、食が一体となったイベントであるかを示すことになるでしょう。チリはその中で、世界で最も視聴されているスポーツイベントの最もよく知られた食文化の伝統の一つを支える戦略的な供給国としての役割をあらためて確かなものとしています。